【不動産売却】不動産売却の相談は誰にするの?目的別に相談先を解説

不動産売却は価格を決めて、買い手を探して、売買契約を結ぶというのが大まかな流れになります。

しかし、その中で地域の相場から不動産鑑定をして価格を決めたり、土地の境界線の確定をして測量図を作成したり、登記の変更や各種手続きが必要です。専門性の高い売買になるので相談先を正しく選ばなくてはなりません。

不動産売却の目的にあった相談先とは

不動産売却の専門家には、不動産会社をはじめとして司法書士、土地家屋調査士、税理士などがいます。状況に合わせて目的にあった相談先を選ぶといいでしょう。

不動産売却では、まず不動産鑑定士に不動産の査定をしてもらいます。価格は売主が決めてもいいのですが、価格が高ければ売れ残ってしまいますし、逆に安過ぎたら損をしてしまうので、適正価格を専門家に出してもらうのが一般的です。

不動産の登記や手続きの権利関係は司法書士に相談します。不動産売却の手続きは、売主と買主でそれぞれするべき手続きがありますが、専門性が高く手間も時間もかかるため、スムーズな手続きのための注意点もいくつかあります。そこで、司法書士に依頼して面倒な手続きを代理してもらうのが一般的です。

また、土地の境界確定と測量図の作成には土地家屋調査士、不動産売却に関する税金には税理士、契約時にトラブルが起きた場合は弁護士など、目的にあった相談先は変わってきます。

不動産売却の全般的な相談先とは

不動産売却についての専門家が多すぎて「どこに相談したらいいのか分からない」「身近に相談できる専門家がいない」という場合は、とりあえず近場の不動産会社に相談するのがいいでしょう。

不動産会社なら、不動産売却の全般的な相談に乗ってくれるので、売却を考えた時にはまず初めに相談するのがおすすめです。

不動産会社は価格査定から、広告、売却、契約、引き渡しまでにわたりパートナーとしてサポートしてくれます。その中で専門性の高い問題には、土地家屋調査士や司法書士など目的別の専門家を紹介してもらえます。

ただし、不動産会社は地域に複数存在するため、状況に合わせて選ぶ必要があります。
例えば、大手の不動産会社なら知名度があるので安心感があり、サービスも充実しているので手厚いサポートが受けられます。

中小の不動産会社なら地域に密着した会社が多く、その土地に適した情報を提供してもらうことができます。いずれにしても複数の不動産会社で全般的な相談をして決めるのがいいでしょう。

失敗しない不動産売却の注意点は

不動産売却は個人で売買できる簡単なものではないので、専門家のサポートが必要です。そのための注意点としては、信頼できるパートナーを選ぶことです。ただし、専門家任せにせずに自分自身で調べて知識を持つことも重要です。